豊かな実り・ネックレス(マラカイト x ソーダライト) NK000047
material
金属:メソ・シルバー 925
石:マラカイト x ソーダライト
size
首周り:約42.5cm
重さ:79g
2025年12月から2026年1月の『色石とメキシコシルバーの手作業展』会期中の限定販売です。(このメキシコ手作業展期間のみの販売となります!)阿部が古典製法のジュエリー作りを学んだメキシコで、現地の職人仲間の作品を持ち帰ってきました。ビンテージに通じるずっと続く昔ながらの作風デザインを集めています。
古典技法のため、作業工程でどうしても生じる黒色のあとや色むらはそのままを生かしています(現代はそれを隠すためのコーティングをしたりメッキをかけたりの後処理を施します。それを行なっていません)
また留め具部分は全て手作りの「ボックス・クラスプ」になっています。
『豊かな実り』ネックレスは「ハロ」という技法で、
モチーフを中空に仕上げる作りで出来ています。
(シルバーが詰まっているわけではないんです)
ぷっくりしたお花モチーフには
「ソーダライト」を使い、
首周りの石は「マラカイト」を施した
かわいらしい印象のネックレスです。
メキシコには年中どこかで
鮮やかなお花がさいていて、
水源が豊かで無くても
サボテンが花を咲かせ色が実ります。
お花モチーフには豊かな実り
を連想させるイメージがあります。
【 メソ・シルバーとは 】
純度99%のシルバーをジュエリーに使える強度に銅を混ぜ溶かすところから、職人の家でそれぞれのレシピによって作られるシルバーです。職人の考えで、その時々の制作物に応じてシルバーの混合率を変えたりもします。(一般的なのはシルバー925と呼ばれますが、シルバーだけでは柔らかすぎてジュエリーには向かないため、強度を高めて変形しにくくするためです。数値が高いほどシルバーの純度の高さを表します。その配合率を職人が自身で決めて、ものづくりに反映させています。)
形になるまでに気の遠くなるような工程を経て仕上がりをむかえます。シルバーを溶かし、塊にし、それを薄く引き伸ばし、シルバーシートになった状態からモチーフを糸ノコで1つずつ切り、1つ1つヤスリをかけ、溶接を繰り返し、幾度も磨きをかけて形成する工程です。作り手の中でたくさんの時間を費やし、持ってくれる人がうれしく思ってもらえるようにデザインをおこし、気持ちをこめて製作をしています。1点1点違う「1点ものの仕上がり」を、手作業の跡が残る美しさでお届けしています。
(コメント:デザイナー abe yoshiyoより)