
9月の誕生石「サファイア」の石言葉と意味。選び方のご紹介
9月の誕生石として知られる「サファイア」その美しい色は多くの人々を魅了し、古来より様々な意味を持つ宝石として珍重されてきました。この記事では、サファイアの石言葉を色別に詳しく解説し、誕生石としての意味や、秘められたパワーまで、サファイアの魅力を余すところなくご紹介します。また珍しい「ウィンザーサファイア」についての魅力も深堀しています。ぜひ、あなたのこころにぴったり来る9月の誕生石「サファイア」を見つけてくださいね。
9月の誕生石「サファイア」とは?基本情報

9月の誕生石「サファイア」の基本情報:鉱物としての特徴
9月の誕生石「サファイア」は、コランダムという鉱物グループに属する宝石で、その中でも特に青色のものを指します。コランダム自体は酸化アルミニウムから成り、非常に高い硬度を誇ります。モース硬度でいうと9であり、ダイヤモンドに次ぐ硬さです。
この硬さのおかげで、9月の誕生石「サファイア」は日常使いにも適しており、傷がつきにくいという特徴があります。また、サファイアの美しい輝きは、その結晶構造と光の屈折率によるものです。内部で光が複雑に反射することで、深みのある青色が生み出されます。
さらに、サファイアには微量の元素が含まれており、その種類と量によって色合いが変化します。鉄やチタンが含まれると青色になり、クロムが含まれるとピンク色になるなど、多様なカラーバリエーションが存在します。
これらの特性が組み合わさり、9月の誕生石「サファイア」はは美しさと耐久性を兼ね備えた宝石として、世界中で愛されています。
9月の誕生石「サファイア」の産地:世界の主な産出国
サファイアは、世界各地で産出されますが、特に有名な産地としては、スリランカ、ミャンマー、カシミール(インド)、タイ、オーストラリア、マダガスカル、ナイジェリアなどが挙げられます。
近年では、新しい産地からのサファイアも登場しており、下記にご紹介する9月の誕生石「ウィンザーサファイア」も新しい産地から発見されたサファイアになります。
サファイアの歴史と伝説
9月の誕生石「サファイア」は、古代から人々に珍重されてきた宝石であり、その歴史は数千年に遡ります。
古代ペルシャでは、サファイアの青色は「空の青さを映している」と信じられていました。つまり「世界がサファイアの上に置かれており、その反射が空の青色を作る」と考えられていたのです。また、古代ギリシャ・ローマではサファイアは「神々の加護を得る石」とされ、神託や予言を求める祭司が身につけたと伝えられています。そして古代インドでもサファイアは「宇宙の秩序」を象徴する石とされ、特に「土星(シャニ)」のエネルギーを持つと信じられ、強力な護符として扱われました。
中世ヨーロッパの伝説としてサファイアは「誠実」「純潔」を象徴する石として聖職者に愛されました。教皇や司祭が指輪にサファイアを嵌めたのも「神への誠実さを示すため」とされています。「サファイアを身につけると毒や邪悪な思念から守られる」と信じられ、毒殺を恐れる王侯貴族に重宝されたこともありようです。ある伝説では「不貞の妻がサファイアを持つと、輝きを失い曇ってしまう」と言われ、誠実さを試す石としても使われたとか…
王族と権力の象徴として、9月の誕生石「サファイア」は「王の石(Stone of Kings)」とも呼ばれ、王冠や王笏など権力の象徴に使われました。イギリス王室では特に重要視され、現在でもエリザベス女王の王冠やダイアナ妃の婚約指輪(現キャサリン妃が所有)にサファイアが使われています。「王を正義と誠実へ導く石」とされ、権威と徳を兼ね備えるシンボルとなっています。
色別に見る9月の誕生石「サファイア」の石言葉

9月の誕生石「サファイア」全体の石言葉:誠実・慈愛・知性
9月の誕生石「サファイア」は古来より、「誠実」「慈愛」「知性」を象徴する石として尊ばれてきました。 これらの石言葉は、 サファイアが持つ深い青色が、 天空や宇宙を連想させ、精神的な高潔さや真実を追求する姿勢を表していることに由来します。
「誠実」の石言葉は、 嘘や偽りのない、 真実を大切にする心を意味し、人間関係における信頼を築く上で重要な要素です。 「慈愛」の石言葉は、 他者への深い愛情や思いやりを示し、 無条件の愛を与える心を象徴します。 「知性」の石言葉は、知識や理解力だけでなく、 洞察力や判断力をも含めた、 総合的な知的能力を意味します。
サファイア色別の石言葉
サファイア全般の魅力として、色のバリエーションによって、 さらに豊かな意味を持つことです。
ブルーのサファイアは、 伝統な石言葉として「誠実」「真実」「希望」を象徴し、目標達成や自己実現をサポートすると言われています。
ピンクのサファイアの石言葉は、 「愛」「美」「優しさ」を象徴し、 内面の美しさを引き出し、愛情に満ちた人間関係を築くサポートをするとされます。
イエローのサファイアの石言葉は、 「富」「繁栄」「知恵」を象徴し、 金運向上やビジネスの成功、知識の習得を助けると言われています。
グリーンサのファイアの石言葉は、 「癒し」「調和」「自然」を象徴し、 心身のバランスを整え、ストレスを軽減する効果が期待されています。
赤い色のサファイアの石言葉は、「情熱」「勇気」「生命力」「愛の守護」を象徴し、活力や行動力、前向きなエネルギーを発動するとされます。
紫色のサファイアの石言葉は、「直感」「冷静な判断」「精神性の高まり」「気品」を象徴し、感情に流されず、落ち着いて物事を見つめる助けになるようです。またブルーとピンクの中間のような色合いを持つため、愛と理性のバランスを取るとも言われています。
ブルーサファイアの石言葉:誠実と知恵の象徴
ブルーサファイアは、サファイアの中でも最も一般的な色であり、誠実さ、知恵、冷静さ、そして高潔さを象徴するとされています。
この宝石を身につけることで、持ち主は真実を追求し、正しい判断を下すことができると信じられています。また、ブルーサファイアは、集中力を高め、精神を安定させる効果があるとも言われています。そのため、勉強や仕事に集中したい時や、冷静さを保ちたい時に気にかけると良いようです。さらに、ブルーサファイアは、目標達成をサポートする力があるとも言われており、困難な状況に立ち向かう勇気を与えてくれるでしょう。
古代から、ブルーサファイアは知識を司る宝石として崇められ、学者や研究者に愛されてきました。ブルーサファイアは、直感力を研ぎ澄ます効果もあるとされており、創造的な仕事をする人にもおすすめの石です。
ピンクサファイアの石言葉:愛に関する願いを込めて
ピンクサファイアは、愛、美、優しさ、そして女性らしさを象徴する宝石として知られています。この宝石を身につけることで、持ち主は内面の美しさを引き出し、周囲の人々を魅了する魅力が高まると言われています。
また、ピンクサファイアは、パートナーとの絆を深め、愛情を高める効果があるとされています。恋人へのプレゼントとして贈ることで、二人の関係をより一層深めることができるようです。
さらに、ピンクサファイアは、自己肯定感を高め、自分自身を愛する気持ちを育む効果もあると言われています。自分に自信がない時や、もっと自分を好きになりたい時に意識するとよいのかもしれません。ピンクサファイアは、その優しい色合いから、身につける人に安らぎと幸福感をもたらしてくれるようです。
イエローサファイアの石言葉:金運と成功のサポート
イエローサファイアは、金運、知性、自信、そして希望を象徴する宝石として知られています。この宝石を身につけることで、持ち主は金銭的な豊かさを引き寄せ、ビジネスや仕事での成功を収めることができると信じられています。
また、イエローサファイアは、知的好奇心を刺激し、新しい知識やスキルを習得する意欲を高める効果があるとも言われています。そのため、資格取得やスキルアップを目指している人は気にかけてよい色石になります。
さらに、イエローサファイアは、自信を高め、積極的な行動を促す力があるとも言われていますので、新しいことに挑戦する勇気を与えてくれるでしょう。目標達成をサポートし、成功への道を切り開くための強い味方となってくれるはずです。
イエローサファイアは、その明るい色合いから、身につける人に活力と楽観性をもたらしてくれるでしょう。
その他のカラーサファイアの石言葉:多様な魅力
サファイアには、ブルー、ピンク、イエロー以外にも、パープル、グリーン、オレンジ、ブラックなど、様々なカラーバリエーションが存在します。これらのカラーサファイアは、それぞれ独自の石言葉を持ちます。
例えば、紫色のサファイアの石言葉は、「直感」「冷静な判断」「精神性の高まり」「気品」を象徴し、感情に流されず、落ち着いて物事を見つめたい方におすすめです。
グリーンサファイアは、癒やしと調和をもたらす効果があるとされ、ストレスを抱えている人に。
オレンジサファイアは、創造性と情熱を高める効果があるとされ、新しいアイデアを生み出したい人へ。
ブラックサファイアは、保護力とグラウンディング効果があるとされ、邪悪なものから身を守りたい人に。
このように、カラーサファイアは、その多様な色合いと石言葉によって、持つ人の個性や気になる色とこころの結びつきが叶う石でもあります。
プティローブノアーが大切におすすめしている9月の誕生石「ウィンザーサファイア」とは?

ウィンザーサファイアの産地:タンザニア・ウィンザー鉱山
ウィンザーサファイアは、 タンザニアのウィンザー鉱山でのみ産出される、 非常に希少な天然サファイアです。 この鉱山は、その特別な地質条件によって、 他に類を見ない美しいユニークなサファイアを生み出すことで知られています。「ウィンザー鉱山」は2007年ごろ発見された比較的新しい鉱山ですが、 サファイアの採掘において、持続可能な方法を採用し環境への影響を最小限に抑える努力(手掘り採掘)を行なっています。
この鉱山のサファイアは、 採掘量が年々減少傾向にあるため、その希少性から、世界中の宝石愛好家やコレクターから高い評価を受けています。 他の産地のサファイアと比較して、 ウィンザーサファイアはその自然で独特の色合いと輝きで際立っており、その美しさは地質学的な特性に関係していると言われてます。
9月の誕生石「ウィンザーサファイア」の色

9月の誕生石「ウィンザーサファイア」は、その色のあり方が大きな魅力です。 一般的にサファイアというとブルーを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、 ウィンザーサファイアは、 鮮やかなピンク、赤、そして青が交わったパープルといった色彩を放ちます。赤と青といったはっきりとした色のバイカラーのものが多く、方向による色の変化も顕著で、見る角度で色が変化する個性的な輝きが特徴です。
また、色の濃い宝石では、加熱し色を明るくする処理がされている場合が多くありますが、ウィンザーサファイアは、加熱処理をしない鮮やかな色彩の天然石として、そのあり方を評価されています。
プティローブノアーで使っている色石は全て加熱処理をしていない、ナチュラルな色石を使ってネックレスを作っています。
9月の誕生石「ウィンザーサファイア」の石言葉と意味

9月の誕生石「ウィンザーサファイア」の石言葉

ウィンザーサファイアはウインザー鉱山で採れた特別なサファイアであり、名称になっているため、ウィンザーサファイアで見れる色「赤」「ピンク」「青」「紫」のサファイアの石言葉が該当します。
赤いのサファイアの石言葉:「情熱」「勇気」「生命力」「愛の守護」を象徴し、活力や行動力、前向きなエネルギーを発動するとされます。
ピンクのサファイアの石言葉は、 「愛」「美」「優しさ」を象徴し、 内面の美しさを引き出し、愛情に満ちた人間関係を築くサポートをするとされます。

青のサファイアの石言葉:「誠実」「真実」「希望」を象徴し、目標達成や自己実現をサポートすると言われています。

紫のサファイアの石言葉は:「直感」「冷静な判断」「精神性の高まり」「気品」を象徴し、感情に流されず、落ち着いて物事を見つめる助けになるようです。またブルーとピンクの中間のような色合いを持つため、愛と理性のバランスを取るとも言われています。

ウィンザーサファイアの楽しみ方

9月の誕生石「ウィンザーサファイア」の楽しみ方として、やはり色と模様、光を通した雰囲気を思う存分に楽しんでいただけると新しい発見があると思います。
赤、青、それが混じった紫。赤がピンク寄りになった色、それに透明感と内包物*が組み合わさると、小さなウィンザーサファイアの1石の中にいろんな世界を見つけることができます。1つ1つのウィンザーサファイアは、大きさ・厚み・カットの入り方・そして色と全て異なる個性があり、光が差し込むことで更に鋭い輝きが生まれます。
(内包物*とは宝石や鉱物の内部に自然に取り込まれた“異物”や“構造”のことです。英語では "inclusion"(インクルージョン) と呼ばれます。気泡や他の鉱物、割れ目などのことを指します)
9月の誕生石「ウィンザーサファイア」石言葉のサポート

9月の誕生石「ウィンザーサファイア」はウィンザー鉱山で採れた特別なサファイアであり、はっきりした色彩ながら、加熱処理をしていない天然色が特徴の石です。
赤、ピンク、青、紫でできる小さな1石の中には、4色のように見えるものや2色、1色のグラデーションとバリエーションが豊かです。
まずは『自分のこころが惹かれる1石がどんな色合いか』がスタート地点ですが、その先には色にまつわる石言葉のサポートは、日々を一緒にする背中を押してくれる楽しさがあります。
9月の誕生石「ウインザーサファイア」を選びながら、石言葉を参考にしてみるととても有意義な時間を持つこともできます。例えば 自分自身の願いや目標を明確にできたり、 「誠実な人間関係を築きたいな」「内面の美しさを高めたいぞ」 「仕事で成功したいな」 「心身のバランスを整えたい」など、 具体的な「こんな自分でありたいな」という願いをウィンザサファイアにのせることもできます。
実際にウインザーサファイアを見て、 こころが惹かれる色や形のものを選ぶことが一番大切で 直感は自分にぴったりの石を見つけるための重要な要素です。 そして、気に入った石の色に想いをのせて毎日を過ごす。
石言葉と直感、この2つの要素を組み合わせることで、 あなたにとって特別なウインザーサファイアが楽しく発見できます。
9月の誕生石「ウィンザーサファイア」の選び方

色、形、風貌:直感を信じよう
プティローブノアーで使う色石は、全ての色石が形・厚み・大きさがことなります。気が遠くなるほどの長い長い年月を経てできる石の結晶を、できるだけ大切に使わせてもらいたく、結晶を無駄にせず石を研磨してくださる研磨師さんから石を形成してもらっています。なので出来上がる石の形はフリースタイルです。
そして、人工的に着色をしたり熱を加えて発色よく、石をよく見せるようなお化粧はしないので、色石には色ムラがあったり、内包物と言って石や鉱物の内部に自然に取り込まれた“異物”や“構造”がちゃんと存在しています。(英語では "inclusion"(インクルージョン) と呼ばれます。気泡や他の鉱物、割れ目などのことを指します)
9月の誕生石「ウィンザーサファイア」を選ぶ上でも、ウィンザーサファイア1石1石は色も形も大きさも全て全く違う別ものです。ちょっとした違いが大きな個性となって、着けてみると全然印象が変わることに驚かれる方がほとんどです!
でも不思議なもので、実際に着け比べてみると「こっちらの方がわたしにしっくりくるかも…」と石から伝わってくるものがあるようです。
ぜひ自分の直感を信じてみましょう。
「なんだかわからないけれど、好き」というきもちを大切にできると「人にどう見られたいか」よりも「自分がどうありたいか」を大切にできる自分になれると思います。
サファイアのお手入れ方法

日常のお手入れ:簡単なお手入れで輝きを保つ
几帳面になりすぎる必要はありませんが、9月の誕生石「サファイア」ネックレスの輝きを保つためには、 簡単なお手入れを心がけることで、 美しい輝きを長く保つことができます。シルバー部分は別の取り扱い記載がありますので、よかったらこちらのページをご参考くださいね。
まず、 サファイアを身に着けた後は、 柔らかい布で優しく拭きましょう。これにより、 汗や皮脂、 化粧品などの汚れを取り除くことができます。柔らかい布は、マイクロファイバークロス、ティッシュ、メガネ拭きなどがおすすめです。強くこすらず、優しく拭き取るようにしてあげてくださいね。
また、 定期的に中性洗剤を薄めたぬるま湯で洗い、柔らかいブラシで優しく汚れを落とすのも効果的です。 洗った後は、 しっかりと水分を拭き取り、 乾燥させてください。
ただし、超音波洗浄機や研磨剤入りのクリーナーは、 サファイアを傷つける可能性があるため、 使用は避けましょう。 また、 入浴時や運動時など、強い衝撃や温度変化が予想される場合は、 サファイアを外すようにしましょう。 これらの日常的なお手入れを心がけることで、サファイアの輝きを長く保つことができます。
保管方法:傷つきを防ぐために

9月の誕生石「サファイア」は、 他の宝石よりも硬度が高いですが、 それでも傷つく可能性があります。(どの色石も同様です♩) サファイアを保管する際は、 ジュエリーボックスや専用ケースが理想的です。 ジュエリーボックスや専用ケースは、 サファイアを衝撃から守り、他の宝石との摩擦を防ぐことができます。
プティローブノアーのネックレスはシルバー製ですので、シルバー変色の観点からもジップ付きのバッグに入れての保管をお勧めしています。大変便利です!(よかったら下記のページをご参照ください)
まとめ:9月の誕生石「サファイア」の輝きと一緒に

9月の誕生石「サファイア」は、その美しい色と輝きで人々を魅了する宝石です。誠実さ、知恵、慈愛、決意など、サファイアが持つ石言葉は、私たちの人生を豊かにしてくれる原子がつまっています。特にタンザニアのウィンザー鉱山でのみ産出される希少性には、天然色のサファイアにその独特な色彩バリエーションが加わります。 1石の中に2色以上が見れることもあり、その分石言葉も深くなるところが楽しい一面です。小さいながらにも存在感ある9月誕生石「ウィンザーサファイア」。多彩なバリエーションから、自分のこころに響く特別な1つが、日々の生活に彩を与えてくれるはずです♩